愛卿先生、王家康兄を痛悼す
私と家康兄(王家康氏)の縁は2013年に始まり、昨日家康兄が逝去されるまで、ちょうど13年余りに及ぶ。訃報を聞き、悲しみは言うまでもない。旧日の詩文を繰り、家康兄との交わりを記した詩文の一部を選び出して、哀悼の意を託す。そのうち最も早い一首は、2013年に家康兄と対面する前に作ったものである。
後に家康兄から聞いた話である。「愛卿よ、君は私を君の詩に書き入れた。それで一瞬にして私を虜にした。将来、愛卿の詩の中に生きられるなら、この一生も無駄ではなかった」。私はそこで初めて知った——まだ会う前から、家康兄は私の取るに足らぬ詩文に釣られ、私の熱烈な愛読者になっていたのだ。それ以来、家康兄は私を見捨てず、労を厭わず、何一つ求めず、私を顧み、助け、支えてくれたこと、まことに多かった。
今日、家康兄との交わりを記した旧日の詩文を整理し、いささか哀悼の意を表す。詩文はあまりに多く、家康兄に因んで興じた詩の大半は、家康兄の名を詩題や詩文に書き入れていないため、もはや探し出せない。これは家康兄に対する大きな不敬である。
一部の詩文を抜粋して以下に記す。
原詩序文より抜粋:2013年秋のある日、上海の張冰毅兄より電話あり。その友人の王家康兄が上海で愛卿のために何かを行いたいとの由。
仰ぎて長生天に叩拝し、剣を東南に指して壁を破らんと図る。
完淳十七にして敢えて竿を掲げ、精気五十にして尽く余に贈る。
王家康兄に謝意を表す
その一
関山重々として万里遥かなりとも、浦江の潮信を伝うるを阻み難し。
昨日は夢魂、外灘を遊び、今日は兄台、佳音を告ぐ。
江は雪山に連なり細流を起こし、涛は大洋に涌きて巨鯨現る。
まさに金秋明月の夜、浦江に杯を挙ぐるは、豈に二人のみならんや。
その二
秋風起こりて大潮涌き、再び滬上を荊州と作す。
明月冉々として鯨波に起こり、再び大洋に向かいて金鉤を下す。
陶朱三たび遷るは財の為に非ず、韓信胯を屈するは豈に辱めを甘んずるや。
赤壁に三分定まるを待ちて、杯を挙げ月を邀り大風を唱えん。
その三
此の生、征戦して遺恨多し、馬の前蹄を失うこと三百回。
今また師を揮いて函谷を攻む、弓刀勁く握り馬に銜枚す。
嵯峨森々として夜まさに濃し、空中一声の雄鶏鳴く。
但だ見る、函谷我が為に開くを。寡人は断じて孟嘗君に非ず。
その四
当年初めて陸家嘴に赴くに、雄姿英発にして羽の綸巾。
日に三千の豪の酔客を迎う、客は大阪より或いは東京より。
今また陸家嘴に赴く、尚お日ごと三升の飯を食す能う。
我れ浦江の東逝の水を望む、浦江は我を笑いて又飛び回る。
その五
一番の縁、纏わりて去らず、波を逐うこと千里、又繞りて回る。
孤舟の一葉、西極を漂い、浪起こり浪落ちて、総に心に掛かる。
黄浦灘頭に舟舵を失い、零丁洋上に幡旗を折る。
問う、浦江の深きこと幾許ぞと。小舟また艨艟に換えて回る。
その六
浦江の辺に戟を折り沙に沈む、屡敗れ屡戦いて猶お未だ甘んぜず。
関を閉ざし自ら囚わるること十年、臥龍、土を巻いて又山を出づ。
孫子は足を膑がれ馬陵を待ち、廉頗は老いずして尚お能く飯す。
東海波平らかにして明月を仰ぎ、酒を把りて回望すれば路八千。
その七
十年転戦すること八千里、敗多く勝少なくして誇張を恥ず。
曾て500強に比隣たりしも、一夜にして落荒し江に投ぜんと欲す。
千瘡百孔、完膚無し、静夜に骨を刮り自ら傷を舔む。
残躯を收拾して又重ねて来たる、呉鉤を帯びず銭塘を下る。
王家康兄が九節神鞭を提げて済南世界武術大会に赴き、旗開得勝せんことを予祝す
その一
鞭の長さ僅か九尺、一たび揮わば三千丈。
東に向かいては海波を掀し、西に向かいては大荒を撼す。
梨花片々として落ち、蛟龍条々として揺らぐ。
功を収めて一たび抱拳す、誰か敢えて場に上らん。
その二
道う莫れ廉頗老いたりと、柔の中に自ずから鋼を帯ぶ。
西に向かいては鞭して塔を托し、東に向かいては鞭して敖広を打つ。
梨花は飛瀑を起こし、蛟龍は燐光を洒ぐ。
鞭を収むること三成の力、環顧すれば誰か敢えて上らん。
2014年10月、上海芸術博覧会にて王家康兄が『職場現形記』の吹風会を開くと聞き、興に乗じて作る
その一
又た滬上を漢中と作し、南面して孤と称し自ら壇を設く。
北は曹魏に抗し東は呉を拒み、大纛一たび竖ちて青天に向かう。
衆将令を聴きて虎威を奮い、日ならずして師を揮いて萌関を下る。
三分の天下、一分を取らば、丈夫の世に来たるを枉げず。
その二
又聞く、浦江に潮汛起こり、三千の肥魚眼前に奔ると。
金鉤を罷め巨網を携え、老子又浦江に向かいて行く。
太公の垂釣は枉げて徒坐するのみ、魚を捕るには終に裸かに水に入るを須う。
衣を除き胸を袒にし狂濤に向かう、巨鯨を捕えずんば能わずと信ぜず。
その三
遥かに兄台の三軍を挙げ、旗幡展招するは沈雲の若きを望む。
壁上の龍泉自ずから躍り起ち、烏騅昂首して長く嘶鳴す。
胯下の脾肉、何れの日にか消えん。今日馬に跨りて自ら蹄を奮う。
狼煙滾々として鼙鼓急なり、八千里の路を浦西に到る。
剣出鞘
2014年11月上旬、王家康兄の組織する『職場現形記』『神山』映像ドラマ吹風会に出席のため上海に赴く。成都双流国際空港へ向かうバス中に即興で作る
その一
鯤鵬一朝風に乗りて起き、東に向かいて九万里を翺翔す。
冬日霧霾九州を照らすも、曦和をして喚び醒まさざらんことを信ぜず。
瓊花万朵暁開を待つ、日昇れば何ぞ金鶏の鳴くを愁えん。
相如・太白、且らく我を見よ、駟馬剣を仗り川を出でて去る。
成都双流国際空港貴賓室にて搭乗待ち、退屈の余り作る
その二
鯤鵬翼を収めて時に飛ぶを待ち、且らく雅間に暫し憩わん。
九天浩蕩、応に路あるべし、双翼一たび展べれば沈雲を破らん。
池州乗継待合室にて、遥かに地蔵・九華山を望む
その三
九天忽ちに九華山を落とし、地蔵仏の前に暫し相探る。
十方を渡り尽くして方に成仏す、兄台は未だ怨みを生ずるか。
只だ愛卿の地獄に処るに縁り、今に至るも未だ仏天に昇る能わず。
上海虹橋空港に到着
その四
一騎東征し蜀西より、且らく浦江を檀溪と作す。
的盧昂首して天を仰ぎ嘯き、鞭を加うるを待たずして自ら蹄を奮う。
銀漢迢々として足下に踏み、龍駒最も雲中の趣を喜ぶ。
一声の長鳴夜空を破り、金鶏乍ち醒めて晨曦を唱う。
上海着陸後、地下鉄に乗り五角場へ向かう中にて
その五
虹橋より直ちに五角場に向かう、潜龍地下に隠形して蔵る。
一朝頭を挙げて怒りて土を破り、且らく九天に向かいて鱗光を展べん。
上海国際時尚中心『職場現形記』テレビ連続ドラマ吹風会の後、夜は五角場に宿り、当年俄かに発作的に筆を執り小説を書いた旧事を憶う
その六
老友新朋咸な来たり聚まる、小書一本にして大戯を演ず。
台下三千、白丁無し、台上の助興も亦た雅曲なり。
海納百川の上海灘、大半は文豪の誕生地。
五角場上、何をか憶う。陸家嘴上、初めて筆を動かす。
四号線に乗り自由貿易区へ向かう移動中
その七
半日は天光、半ばは地に入り、一日に浦西を往復して征す。
首を挙ぐれば路は闊く金箔尽くし、頭を低れれば眼前また黒く尽く。
原本冬来れば長く青天、半ばは晴れ半ばは雨。
今夜且らく下海廟に拝し、一炷の祷り天にて沈雲を散ぜん。
夜は陸家嘴に宿る
その八
八千里の路を浦江に到り、三歩跨げば即ち大洋。
夜来独り摩天楼に上り、興に乗じ杯を挙げて天狼を摘む。
東を望めば月下に金光を洒ぎ、蓬萊遠からず桂花香し。
鯨波滔滔、応に路あるべし、龍王に喝して道の旁に迎えしめん。
陸家嘴の晨景
その八
高楼直ちに凌霄宮に挿さり、日月天に経りて道を繞りて行く。
凡胎は縦い嫦娥の羽無くとも、須臾にして直ちに九重の雲に上らん。
玉帝に喝して座を譲らしめん、老子今日天庭に坐す。
一人得道すれば尽く昇天す、兄弟よ速やかに来たり仙女を分かたん。
愛卿読友会の成立を賀す
その一
三千の雅客咸な来たり聚まる、名を愛卿読友会と喚ぶ。
読友は人人皆な陛下、臣子は一人、名を愛卿と曰う。
その二
孤身上海灘を往復し、禿筆恰も掌中の剣の若し。濁浪を劈き開き長鯨を剁り、又た灘頭に向かいて神山を築く。
王家康総裁に致す
大旗一たび竖ちて天に向かいて吼ゆ、誰か好漢か敢えて山に上らん。
若し三分の剪径の胆無くんば、休れ老子に向かいて残湯を討たんことを。
英雄は古より草沢に出で、富貴は偏に黄泥岡に落つ。
今日旗下に交椅を摆し、明日分金して好く歓暢ならん。

愛卿先生
上海東方衛視、RV房車組委会を報道
上海愛卿映画茶話会の一部記念写真
台湾の著名な詩人・范光陵博士、上東文化伝媒の李暉書記、上海の著名な社会活動家・王家康先生、上海の著名な社会実践家・張文莉女史、上海の著名な映画人・呉姫女史、上海の著名な青年才俊・張厚忠先生、上海の著名なモデル鑑定大師・呉女史、東方衛視の張浩軍兄、上海の著名な美女・劉思含さん、上海の著名な熱心な方・戴光栄先生ら、多くの友人のご臨席指導に感謝する。
古に廖化の先鋒に充つるあり、今に愛卿の強いて頭を出すあり。
頭も亦た高からず僅か三寸、沐猴にして冠を被り三たび跳ぬ。
台下の大師尽く鼻を掩い、座間の女士皆な頭を振る。
胸中の点墨僅か二両、詩文は実に臭臭臭。
王家康団隊と鄭海英団隊の勝利の会師を賀す
知るや否や当年の井岡山、両路の隊伍山巓に上る。
秋収の一路は三千人、南昌の一路は万に盈たず。
家康・海英、双つの掌を握る、他年回首して当年を語らん。
先帝は江夏にて阿瞞に敗れ、三万の老幼終に棄てず。
勝敗は兵家の尋常の事、但だ天地に違わざるを求む。
創業の路
三千の過客我を棄てて去り、八千の子弟我に随いて来たる。
大旗一たび竖ちて終に倒れず、関隘を破ること能わずんば信ぜず。
王家康兄の房車モデル旅遊大賽並びに愛卿映画俳優選抜活動の成功裏の開催を賀す
幾朵の奇葩手中に出で、今般の選秀は王兄を見る。
一朵一朵又一朵、明日光焰荧幕を耀かさん。
王家康兄の招きにより上海九亭鎮に隠居し、荒れ地を開墾して自給自足せんと欲す
亦た紅塵を桃源と作さん、大隠は何ぞ妨げん鬧市に隠るるを。
隣家の宝馬塵を掀げて過ぎ、我は只だ荷を担い又た地を鋤く。
閑なれば月を邀りて自ら酒を斟み、忙しければ隴畝に犬鶏を駆る。
秋来の好収成を待たば、彼の黄金万々億に勝らん。
家康兄との交わりを記した詩文の一部は以上に輯録した如し。残りは愛卿の詩歌の各集子の中に散乱している。
家康兄、千古!
嗚呼哀哉、尚お饗け。
愛卿 祭
2026年09月09日
(原掲載アカウント末尾の情報)
8.13上海茶話会愛卿映画選秀-08-19
RV房車組委会2021全球区域品牌授権計画
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